甲州道中常久一里塚 (府中市清水が丘)
東海道,中山道と並んで五街道と呼ばれる甲州道中.
("甲州街道"より"甲州道中"の方が正式名称)
江戸・日本橋を起点として武蔵,相模,甲斐,信濃を通り,下諏訪宿まで至る,
江戸幕府下での主要幹線道路である.
現在では国道20号(R20)の通称として用いられるこの甲州道中は,
都心部や日野の一部区間では異なるものの,
ほぼ現在のR20と同様の道筋である.
この常久一里塚は,日本橋から数えて7里,約28kmに設置された一里塚である.
現在では,甲州街道や旧甲州街道ではなく,
初期の甲州道中であったと思われる(この辺は確かではないが)
品川道(現品川街道)沿いに設置されていたらしい.
今となっては塚もないし,ほんとに狭い道にちょこんと碑があるだけだから,
気をつけてみていないと見逃しそうである.
まぁ行ってみたいなんて奇特な人はいないと思うけどね.
話は逸れるが,古道というものは廃線跡と同じように独特の線形をしているから,
興味がある人には比較的見つけやすいものかもしれない.
車で通ると,無意味に道は曲がりくねってるし,幅も狭いし,
ただただ走りにくい道なのかもしれないが,
その昔どのような人が通ったのか,特にこの甲州道中なんて主要道だから,
甲斐,信濃の大名は参勤交代で通ったんだろうし,
そんなことを考えながら辿ってみるとなかなか味わい深いんじゃなかなと思う.
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こーいうのをアピールしていきなさい。
だいぶくいつくけどなぁ、俺は。
投稿: taka | 2005年6月20日 (月) 00時58分
この前の飲み屋の前って,京王線の新町駅があったんだよ~
っていっても引くだけでしょ??
受けそうだったら言ってるんですけどね…
投稿: negar | 2005年6月20日 (月) 21時15分