中尊寺 @ 3/18
天下の東北本線が通っているだけはあって、
田舎ながらも駅はそれなりにしっかりしている。
中尊寺に向かうべく、線路沿いに北上する。
この日は風がやたらと強い。
寒風が吹きっさらしている状況では、
日が照っていたって効果はない。
おまけに雪まで降ってきたようだ。
東北に春が来るのは、まだまだ先のようだ。
まもなく、左手がパッと開けた。
田んぼの中には、何かがあった跡らしき、小高い丘が見えてくる。
藤原秀衡が平等院鳳凰堂を模して造ったと言われる、無量光院跡だ。
今は礎石くらいしか残っていないが、この風景…
何となく奈良のように見えてこないだろうか?
…それにしても寒い…
更に線路沿いに向かって奥州街道沿いを歩く。
さすが主要幹線だけあって、狭いながらも交通量は多い。
まもなく陸橋が見えてくると、
左手に弁慶の墓と並んで、中尊寺の入り口。
人気のない月見坂を上って行く。
人が少ないのは、中尊寺に行く人がいない訳じゃなくて、
車で上まで上がれるから。
でもねぇ、それじゃ味気ないじゃない。
…と、俺の場合、その前に車が無いわけだけど。
しばらく上ると、左手が開けた。
でも、見えるのは工事現場。
おそらく、奥州街道の平泉バイパスと、JR東北本線の工事だろう。
古の人がどんな風景を見てたのかは気にはなったけど、
工事の様子じゃ、ちょっと白けちゃうな。
物見台から目と鼻の先で本堂に着く。
教科書に出てくるほどの中尊寺、
それはそれは大層な建物かと思いきや、
割とこぢんまりとした感じだ。
結構意外。
知らないと、本堂とは気づかないかもしれないな。
一番奥は、讃衡蔵、金色堂(覆堂)、旧金色堂覆堂。
讃衡蔵って、要するに資料館だ。
よっぽど金が余ってると見え、中々立派な建物だ。
展示物は、螺鈿細工が多かったかな。
東北の資料館に行くと、結構な確率で螺鈿細工が展示してある。
新しい発見だ。
そして一番有名な金色堂。
内部は撮影不可なので写真はないが、
完全防備で触ることさえできない。
今でこそ完全防備の覆堂が金色堂を守っているが、
建造当初、覆堂なんて無かったんだとか。
要するに、金色に光る建物が雨晒しになってたわけだ。
昔の人は適当だったというか、もうちょっと気をつけろよ!
なんて突っ込みたくなる。
旧金色堂覆堂は、その名の通り昔の覆堂。
やたらと札が貼ってあった気がする。
何考えてんだかな…
中尊寺はここまで。
帰りは、舗装道路を通って毛越寺の方向へ。
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